小暑末候 鰻など料理いたすあらまし・・・
新暦の七夕節も過ぎさりそろそろ梅雨明けにて夏本番、すでに猛暑日は続いております。
土用の丑の日も間も無くですが、天然鰻は腹から背の黒いところにかけて黄色くなっていることから「むな黄」から訛り「うなぎ」と呼ばれるようになったと聞きます。
今日は料理屋らしい鰻料理にて「八幡巻」でございます。
夏のはじめに鰻が淀川を登っていくと京都の八幡と言う所を通りますが、この牛蒡の産地である八幡で獲られた鰻を牛蒡に巻いて食べたという八幡の郷土料理から「八幡巻」(ヤワタマキと読みます)といわれました、本来は初夏に作られる関西の定番料理でございます。 旬からいえばまだまだ幼い初夏の香りたつ「新牛蒡」に「若鰻」の取り合わせ、このような季節のベストマッチングを日本料理では「出会いもの」と申します。