蚕起食桑《かいこおきてくわをはむ》
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茶の湯では炉を閉じ初風炉と言われる時候となり、懐石もすっかりと夏に向けての素材に様変わりいたします。
この時期によく使う花ですが「山芍薬」と申します、新緑の候にふさわしく緑の葉がふさふさと風になびく中、清楚な白い花が軽やかに咲きます、写真の花は山採りのものを部屋に入れました、鉢植えなどで育てることもやってましたが、市中で育てるとあまりに早く(四月頃・・・)咲きすぎて使いたい時候になかなか合わず、自然のものが手に入った時にだけお客様にお目にかけることができる花でございます。