禾乃登《こくものすなわちみのる》

「野紺菊」の一番咲き、店の裏の鉢植えです。まだまだ残暑厳しい中小さな秋を感じます。

初秋の魚・・・疣鯛でございます
瀬戸内海でとれます、エラ近くの斑点がイボのように見える事から「イボダイ」と呼ばれますが鯛の仲間ではなくマナガツオなどに近いようです、関西方面では「うおぜ」、岡山・四国では「しず」という名で親しまれております。

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くせのない白身で料理しやすい素材ではないでしょうか、徳島県の秋祭りには酢でしめた姿ずしが欠かせないとも聞いております。
時候がら、幽庵漬として焼物に致します、秋の訪れを感じさせる素材でございます。
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